2014年8月14日木曜日

Z1003_英語コミュニケーション

~使用教材~

『People Are Funny』




 

~リポート作成の際に注意した点~

面白いなと思ったことを箇条書きにメモ。国柄ごとの特徴をメモとして残しておくと、科目最終試験前の復習にも役立ちます。


 

~Z1003_英語コミュニケーション_リポート作成例(評点:A)~

(1)テキストの第一章”The Americans”から第六章”The Chinese”までを読んで、それぞれの内容に関する自分の意見を日本語で述べなさい。
(2)次の設問にテキストの内容にそって英語で答えなさい。
1.Why are Americans sure that everybody likes them?
2.What is the reason why the Englishman cannot tell anyone that he is superior to the citizen of any other country?
3.Why do many children nap for three hours in the afternoon in Italy?
4.Why is Switzerland the only nation to out-German the Germans?
5.How are Chinese restaurants different from Western restaurants?


(1)
第一章”The Americans”について
アメリカ人の価値観の基礎は個人主義的な自由経済にあると感じました。自由経済の中で結果を残し、各個人のビジネスを成功させるためには、多くの味方、パートナーを見つける必要があります。故に、対人関係についてもフレンドリーでなければなりません。それは、ビジネスパートナーを獲得するためのスキルであり、日本人が考える友情とは異なるものだと考えます。互いの権利を守るために銃や暴力的な手段が社会の中に比較的浸透しているのも、互いの関係が情よりもむしろ利権を基礎としていることに原因があるのではないかと考えます。個人主義的自由経済においては、ビジネスであってもスポーツであっても、自身が結果を残せなければその価値を認められることはありません。すなわち、他者よりも優れていることが絶対的に重要になります。スポーツでの勝ちへのこだわり、個性重視の考え方も、そのような競争社会の中での結果なのではないかと感じました。
個人主義的自由経済は、合理的な面を持ち、生産性の高さがその有益な点だと考えます。しかし、一方で経済格差を生じやすく、国家としては自由経済を尊重しながらもその格差を埋める仕組みを維持することが重要だと考えます。

第二章”The English”について
自国の言語が全世界で使われている共通言語になっている。このことが大きな自負につながることは、極めて自然であると考えます。また、その自負を以て他者に対する謙虚な姿勢を持つことも、国民性として素晴らしいものだと感じました。なぜなら、社会生活において重要な自制心や規範意識は、その基礎を自身に対する自尊心が支えるからです。しかし、一方で自尊心とは他者との比較によって醸成される側面を持つので、階級や肩書といった偏見が生まれることも否定できません。権威は人と人との距離をいたずらに隔ててしまうこともあり得ます。イギリス人がペットに固執するのも、無条件に愛情表現をしてくる彼らに、人との関係で得られないものを感じるからではないかと思いました。自国の習慣、伝統あるいは自身の生活や態度に対する自負を持ちながら、他国や他人のそれにも敬意を払い、尊重する姿勢を忘れなければ、それは真に紳士的な態度と言えるのではないかと考えます。

第三章”The Italians”について
第一にイタリア人男性が(おそらく女性もそうであるように)母親から多くの愛情を注がれて育つ環境は、それを受ける本人が不健全な生活へ流れることを律している限り、有益かつイタリアにとって重要な文化だと考えます。人が自尊心を持つためには、多くの愛情を受けて育つことが必要です。イタリアの産業、服飾にみられる独創的なデザインや発想は、自尊心と共通するある種の価値あるナルシシズムに起因するところがあるように感じました。イタリア人のもつ独創性やセンスは多くの国の人が憧れるものであり、その魅力がイタリアを観光都市として成り立たせるためにも重要であると考えます。母親から受ける大きな愛情が自尊心を育て、その自尊心が独創的なクリエイティビティを支える。そして独創的なデザインやセンスが国籍を越えた多くの人々を魅了してその産業や観光資材として成立させる。故に、母親からの大きな愛情は、それが自制心を伴う限りにおいて、イタリアを魅力ある国にする重要な要因であると考えます。

第四章”The French”について
歴史的にもフランスは、産業、科学技術の発展において先進的な役割を担ってきました。フランス人の持つ流行への強い関心は、そのような先進性に対するリードへの責任感と誇りに起因しているのではないかと感じます。新しい取り組みの価値は、フランスのみならず全世界的にも共通するものであり、それは産業や政治においても有益な効果を与えうるものです。ECやEUのような協力関係の構築は、国際協調に大きな恩恵を与えています。一方で、試行錯誤的な試みは失敗の可能性も多く含みます。フランス人の気質では失敗は忘れるのが常套手段ではありますが、国際社会のような大きな枠組みの中での政策は経済や治安に関する有益な結果を伴うことが信頼を得る必要条件になります。したがって、創造的な試みを押し進められるフランス人の行動力は、プロセスだけでなく、その結果にもこだわりを持つ必要があると考えます。

第五章”The Germans”について
ドイツ人の持つ厳格さ、例えば規律や良心的な真面目さ、ルールの順守に対する責任感は、ドイツの産み出す様々な製品を高品質に、そして世界で信頼のあるものにしています。チームで、あるいはクライアントと協力して仕事を進めようとする場合、当然ながら約束を守ることや率直な意思疎通は非常に重要です。その点において、ドイツ人のseriouslyは信頼と安心につながるものと考えます。一方で、建前を嫌うほどのTRUTHへの真面目な態度は、誤解を招くことにもつながっています。しかし、この点に関しては、ドイツ人の気質や考え方を配慮し尊重したうえで理解されるべきものと考えます。素朴で正直であるということは、それが人を傷つけるものでない限り、非難されるべきではありません。ドイツ人が他国の優れた仕組みや考え方を尊重しているように、他国もまたドイツ人の考え方の良い部分を尊重し、学ぶべきだと考えます。

第六章”The Chinese”について
一つの文明が繁栄と衰退を繰り返しながらも途絶えることなく続く中国の歴史は、我々が関わる様々なコミュニティの維持を考えるときに学ぶべきことが多くあるという点で、貴重なものであると考えます。中国の持つ組織維持のポイントは、運命を受け入れるある種の大らかさと強い忠誠心にあります。しかし、このような価値観には単純に組織を維持する上での有用性と同時に、迎合に伴う危険性も併せ持っています。つまり、組織に問題がある場合に自浄作用を抑えてしまうような忠誠心や迎合性は、個人の犠牲の上に成り立つ維持を行うことになります。状況に応じて、真に正しい行動を判断し、広い見地に基づいた忠誠心が、より建設的な文明、文化の維持に繫がるものと考えます。

(2)
1.Because they think that America is the greatest country in the world. So Americans are sure that everybody likes people of the country.
2.The reason is that the English wants to be nice and knows that being nice means hiding their superiority from others.
3.Because they stay out late to have dinner with their parents. They learn social behavior and the pleasure of society and company.
4.Because the Swiss are more conscientious, more diligent, and more punctual than the Germans.
5.In western restaurants, we should be quiet and allow the other diners to enjoy their meals. In the other hand, in China, it is noisy. They hate being alone in a quiet place.


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